真夏に普段使いする速乾性アンダーウェアの性能比較

結論

モンベル社のジオライン クールメッシュで大体解決する。あとは肌触りだけ昔のモデル相当に改善してくださいモンベル様。

いきさつ

最近の夏はことに暑く、熱中症警戒アラートが発報され続け。もともと暑さに弱く、汗かきの私としてはとてもつらい季節である。そこである年齢から、機能性衣類を使うことで少しでも快適に過ごそうとして今に至っている。
ただ去年~今年に発売されているアウトドア系メーカーの速乾性アンダーウェアはどうも着ていて今ひとつ快適でない。安い買い物ではないので自分なりに納得して買いたい。そこでとりあえず基本中の基本である速乾性能を測ってみることにした。

計測内容

手持ちの以下のアンダーウェアを対象に簡単な計測を行った。

  1. モンベル ジオラインクールメッシュ(2018年頃購入)、3000円程度
  2. モンベル ジオラインクールメッシュ(2022年購入)、3000円程度
  3. Goldwin C3fitクーリング Vネック ハーフスリーブ(2022年購入)、6000円程度
  4. ファイントラック ドライレイヤーベーシック(2023年購入)、5000円程度

上記アンダーウェアを一緒に洗濯し、気温31℃・湿度60%の屋内で陰干しした(無風・暗所)。5分ごとに重量を量り、乾燥の経時変化を記録。グラフ化した。結果は以下の通りであった。

速乾性アンダーウェアの洗濯後の重量変化

乾燥重量の差はシャツ一枚として無視できる程度として、速乾性には割と差が出た印象である。特に2022年のモンベルジオラインメッシュは15分で乾燥しきっているのが偉い。これなら着干し前提でも大丈夫な気がする。ただ2022年ジオラインクールメッシュはボディタオルのようにザラザラで着心地が良くない難がある。2018年くらいまでのモデルはこんなゴワゴワでなかったので少し残念。かといってジオラインライトウエイトにすると肌触りは良くなるが生地が厚くなってとても暑そうなんだよな。悩ましい。
次に健闘しているのはファイントラック ドライレイヤーベーシックであるが、体を締め付けるような力がかかる縫製なので快適かというとこれも微妙である。あと着丈がちょっと短いので少し窮屈。痩せ型の人には良いのかも。

残念な話

一番お高いGoldwin冷感シャツの成績が30分待っても乾ききらないという一番悪い結果となったが、実はC3fitの商品ページをよく読むと「持続涼感×通気性という特徴」はうたわれているものの「速乾」というキーワードがない。だから上記結果はある意味カタログ通りと言えなくもない。ただお高い値段設定で「暑いシーズンにぴったりな」とか言って乾きは遅いですってのはちょっといかがなものかと思う。Goldwinというとおしゃれは我慢系を連想するが、夏のアンダーウェアに我慢要素要らなくないですか。