真夏に普段使いする速乾性アンダーウェアの性能比較 ユニクロ追加編

結論

ユニクロエアリズムデオドラントメッシュVネックTは安いだけでなく速乾性能も良い。もうユニクロで良くないですか。

2023/08/21補足

何日か実際に着て比較した結果、ユニクロは生地が平坦過ぎるのでちょっと汗をかいただけで肌にべたつき不快であって、モンベルではそういうことはなかったので、やはり値段相応の差はあると定性的には腑に落ちる結論に修正。なおGoldwinのべたつき具合はユニクロ同等なのでC3fitクーリング Vネック ハーフスリーブは完全にハズレの買い物であった。

いきさつ

先週アウトドア系メーカーのアンダーウェアを対象に乾燥速度を測ってみたが、ベンチマークとしてもっと一般的なものを加えないと善し悪しを語りづらい気がしてきた。そこで早速ユニクロエアリズムデオドラントメッシュVネックTを買い込んできて同様に測定した。室温が32℃・湿度60%と微妙に条件がそろっていないが、割と良い数値が出たので驚いた。

速乾性アンダーウェアの洗濯後の重量変化:ユニクロ追加

上のグラフから読み取れることには、15分~20分で乾いている。2022年のモンベルジオラインメッシュには及ばないもののファイントラック ドライレイヤーベーシックより速い。おまけにXLサイズは割と縦横に余裕を持って作られているらしく、着ていて圧迫感のようなものがないし、ズボンとの間で寸足らずになることもない。これが千円ちょっとで買えるならもうほぼ一択ではないのか。アウトドア系メーカーの優位性を示すつもりが逆になってしまった。さすが東レとの共同開発製品といったところか。

気になっていること

乾燥速度だけひとまず比較したが、実際着ていて汗をかいたときの着心地は他にも何か要素がある気がする。いわゆる「着干し」したときにちゃんと乾くかとかそういうやつ。生地の保水力のようなものが発汗量に対してマッチしているかどうかとかをどうにかして測らないといけないのかな。

…というわけでとりあえず、洗濯直後の重量と乾燥重量の差を仮の指標として計算すると以下のようになった。この値が大きいと水をたっぷり含む生地で、小さいとペラペラのビニールのように水がとどまらない生地ということになる。

  1. モンベル ジオラインクールメッシュ(2018年頃購入)、18g
  2. モンベル ジオラインクールメッシュ(2022年購入)、10g
  3. Goldwin C3fitクーリング Vネック ハーフスリーブ(2022年購入)、25g
  4. ファイントラック ドライレイヤーベーシック(2023年購入)、10g
  5. ユニクロ エアリズムデオドラントメッシュVネックT(2023年購入)、16g

個人的に一番着心地が良いのがモンベル ジオラインクールメッシュ(2018年頃購入)。それに比べてGoldwin冷感シャツはベチャつく印象があったが、それもこの数値で説明できそうだ。おお、なんだかこうしてみてもやっぱりユニクロが良い感じになってしまったぞ。どうしよう。ネット上では「ユニクロは生地の端が切りっぱなしなのが嫌」という声も観測したが、どうせそこ外からは見えないとこだし。
なんだろう、他にも何か見るべきパラメータがあるのかな。気になる。