我が家に地球儀がやってきた

■ 概要

「リプルーグル 地球儀 クランブルック型 アンティーク 日本語版 31470」を入手した。大変楽しい。

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■ 入手までの四方山話

子供の頃から地球儀は好きだった。できれば東京大学総合研究博物館にある直径数メートルの巨大地球儀を自室に置けたらどれほどかと思う。ただ自室に置くとすると、サイズ選定は将来の生活スタイル変更も織り込んで慎重に行う必要がある。

というわけで、形式選定。Webにはニッチな情報がなく、限界を感じる。とりあえず近所の丸善で地球儀フェアをしていたときに現物チェックし、判断の一助とする。

形式が決まっても、今度は英語版と日本語版の間で迷う。日本語版は古いのが実家にあるから英語版に挑戦してみたい反面、Web上の画像を比較する限りでは、可読性の点で日本語版の方が明らかに優れている。悩む。しかし悩み抜いた末、英語版がヤードポンド法準拠と知って切り捨てる。山の高さや海の深さがフィート表示って、メートル法で生活している人にとってそれはどうなんですかね。

 

■ 入手後のあれこれ

所望の品は、結局日本半周して我が家にやってきた。通販の定めとはいえ複雑なものを感じつつ開封の儀を執り行う。おお、なかなか良いではないか。設置性に一抹の不安を感じてはいたが、台座のサイズがさほどでもなかったので、結局問題なかった。

そうして世界中眺め回しているうちに、北極点にタイムスケールがあることに気づいた。このスケールを回して、現在地の時刻に合わせれば、各緯度の時間がわかるという原理的なスケールである。国や地方によって標準時は異なるが、これはこれでわかりやすいので良い。子供への教育の一助にもなるだろう。

 

ただ全てが素晴らしいわけではない。現在地から見た東西方向の感覚は、目の錯覚の関係か、どうも地球儀より正距方位図法の方がしっくりくるようだ。これは電波伝搬を考える上で 少々苦しい。十字シールを作って地球儀に貼れば良いという話題も目にしたが、率直に言って美しい解とは思えない。つまり、二次元平面の地図にも、地球儀にも、それぞれ見方として優れているところがあるのであって、地球儀があれば地図は不要と言うことにはならないわけで、まあ両方使い分けましょうというのが落としどころのようである。

 

ただそれでも私は地球儀が好き。

 

あ、地図は地図で大好きですよ。比べるのが野暮と言うことに今更気づいただけ。地球儀を眺めて、気になった土地をWeb地図や航空写真で見直してみると、新たな発見あるある。

地球儀をくるっと回してたまたま停まった土地、たとえばミクロネシアのサワタン島とかいかがでしょうか。Web上の写真を見ながら、そこにどうやって行けば良いのかとか考えはじめると…。